【生涯成績】
《勝率70%以上。現役はランキングにカウントせず》名前 | 勝利 | 敗戦 | 勝率 | |
* | ジョコビッチ | 989 | 199 | 83.24% |
* | ナダル | 1028 | 209 | 83.10% |
1 | ボルグ | 610 | 129 | 82.54% |
* | フェデラー | 1251 | 275 | 81.98% |
2 | レンドル | 1071 | 239 | 81.76% |
3 | コナーズ | 1244 | 279 | 81.68% |
4 | マッケンロー | 876 | 200 | 81.41% |
5 | レーバー | 470 | 117 | 80.07% |
6 | サンプラス | 762 | 222 | 77.44% |
7 | ベッカー | 713 | 214 | 76.91% |
8 | ビラス | 923 | 284 | 76.47% |
* | マレー | 691 | 214 | 76.35% |
9 | アガシ | 870 | 274 | 76.05% |
10 | ローズウォール | 505 | 162 | 75.71% |
11 | ニューカム | 447 | 148 | 75.13% |
12 | アッシュ | 639 | 213 | 75.00% |
13 | エドバーグ | 806 | 270 | 74.91% |
14 | ケント・カールソン | 160 | 54 | 74.77% |
15 | ロディック | 612 | 213 | 74.18% |
16 | ナスターゼ | 753 | 288 | 72.33% |
17 | オランテス | 647 | 248 | 72.29% |
18 | ビランデル | 571 | 222 | 72.01% |
* | デル・ポトロ | 439 | 173 | 71.73% |
19 | クレルク | 375 | 148 | 71.70% |
20 | スタン・スミス | 648 | 266 | 70.90% |
21 | トム・オッカー | 521 | 217 | 70.60% |
22 | ヒューイット | 616 | 262 | 70.16% |
生涯勝率80%を超えている選手はわずか5人しかいない。
《1位ボルグ:82.54%》
ボルグは、まだ全盛期ともいえる時期に引退したこともあり、
勝率が高いのもうなずける。しかし、それにしても見事な数字である。
《2位レンドル:81.76%》
《4位マッケンロー:81.41%》
レンドル、マッケンロー共にさすがの数値。
1980年代前半はマッケンロー、後半はレンドルの時代といえる。
この二人、年齢が1歳しか違わないという点に注目だ。
マッケンローはより早くから活躍した選手、
レンドルはより息の長い選手だったといえるだろう。
《3位コナーズ:81.68%》
そしてここでは、3位のコナーズが一番の注目選手である。
コナーズは、ランキング1位の座から滑り降りてから実に10年にもわたって現役生活を続けていた。
それも含めてこの数値というのは素晴らしい。
もしもコナーズがボルグのように全盛期に引退していたなら、
いったいどのような結果になったのだろうか?
《5位レーバー:80.07%》
レーバーはATPランキング導入以前から活躍している歴史的な選手といえる。
コナーズ以前に、始めてテニスにハードヒットの概念を持ち込んだ選手といわれ、
2度の年間グランドスラムという伝説的な偉業を成し遂げている。
1968年以降に限定された不完全な数字とはいえ、80%を超える勝率は見事といえる。
しかもこの時レーバーは既に30歳を超えていた。
もしも全キャリア成績が明るみに出たとしたらとんでもない数字になることであろう。
《その他》
本命と思われたサンプラス(77.44%)が意外と伸びてないのが印象的だ。
パーセントでも80に3%も足りないので、上位とはかなり差があるように感じる。
とはいっても6位なのだから充分凄いのだが。
サンプラスは早いラウンドで下位選手に取りこぼすことが結構あったから、
生涯成績としては順当な位置といえるのかもしれない。
サンプラスが猛威を振るった90年代は、
ランク100位の選手でもトップの選手に勝てると言われるほど、
上下の実力差が拮抗していた時代であった。
それ以下もほぼ予想にたがわぬ顔ぶれと言えるだろう。
グランドスラムの優勝回数が多く、かつ、
ランキングのトップ争いを長い期間続けていた選手がずらりと続いている。
例外は14位に入っているケント・カールソンという選手。
トップ10経験者ではあるが、大きな大会での勝利はなく、試合数も他の選手と比べて非常に少ない。
総勝利数は僅かに「160」だが、このうち実に「154」がクレーコートという、
完全なクレー職人として異質のキャリアを築き上げた選手であった。
18位にランクインしているクレルクも、カールソンほど極端ではないものの、
同じ系統のクレー職人であったといえる。
《現役》
ジョコビッチが僅差でナダルをかわして歴代のトップに躍り出た。
実はジョコビッチが生涯勝率でナダルよりも上に来るの初めてのことだ。
この両者のどちらかであれば生涯勝率トップキャリアを終了させるのも現実味のある話かもしれない。
とフェデラーも同じように高い位置をキープしている。
2021年はその他の現役選手の数字に変動ほとんどみられなかったはなかった。
キャリア組の試合数が低下しているので仕方があるまい。
今後は新しい選手がいかにここに食い込んでくるか。
その他現役の詳細は【フェデラー最強説】を参照のこと。
1 | フェデラー | 1251 |
2 | コナーズ | 1244 |
3 | レンドル | 1071 |
4 | ナダル | 1028 |
5 | ジョコビッチ | 989 |
6 | ビラス | 923 |
7 | マッケンロー | 876 |
8 | アガシ | 870 |
9 | エドバーグ | 806 |
10 | サンプラス | 762 |
11 | ナスターゼ | 753 |
12 | D・フェレール | 734 |
13 | ベッカー | 713 |
14 | マレー | 691/font> |
15 | ゴットフリード | 677 |
16 | チャン | 662 |
17 | スタン・スミス | 648 |
18 | オランテス | 647 |
20 | ベルディフ | 640 |
19 | アッシュ | 639 |
21 | ムスター | 622 |
22 | ヒューイット | 615 |
23 | ロディック | 612 |
24 | ボルグ | 610 |
25 | カフェルニコフ | 609 |
1 | コナーズ | 109 |
2 | フェデラー | 103 |
3 | レンドル | 94 |
4 | ナダル | 88 |
6 | ジョコビッチ | 86 |
5 | マッケンロー | 77 |
7 | サンプラス | 64 |
8 | ボルグ | 62 |
ビラス | 62 | |
9 | アガシ | 60 |
11 | ナスターゼ | 57 |
12 | ベッカー | 49 |
13 | レーバー | 47 |
14 | マレー | 46 |
15 | ムスター | 44 |
16 | エドバーグ | 42 |
17 | スタン・スミス | 35 |
18 | チャン | 34 |
19 | アッシュ | 33 |
オランテス | 33 | |
ビランデル | 33 | |
22 | ロディック | 32 |
23 | ニューカム | 31 |
トム・オッカー | 31 | |
25 | ヒューイット | 30 |
《現役選手》
フェデラーがここでもコナーズの記録にあと一歩迫っている。
この記録こそは不滅のものでありフェデラーですら到達できない領域だと思われていたが、まさかここへ来て記録への挑戦が現実のものになるとは。
しかし、怪我の状態が思わしくない2021年のフェデラーにとってあと6というのは少し困難な挑戦かもしれない。
※現役選手データの詳細は【フェデラー最強説】を参照。
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