サリエーリ音楽塾 サリエーリ音楽塾 コラム

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変なタイトルの曲を集めてみました

まずこの手の代表格サティ
「犬のためのぶよぶよした前奏曲」
「犬のための本当にぶよぶよ前奏曲」
「ひからびた胎児」など。
むしろ変なタイトルが多すぎて全部紹介できません。

モーツァルトにも多いです。
「俺の尻をなめろ」
「俺の尻をなめろきれいにきれいにね」
など歌曲に変なものが多いですが、ほぼ全て下ネタです。

ジョン・ケージ「4分33秒」が有名ですが、
他にも様々な時間シリーズがあります。
「59秒1/2」「27分10.554秒」「34分46.776秒」
「31分57.9864秒」「0分00秒」
など

ハイドンもユーモアのある音楽家の代表とされます。
交響曲「校長先生」「愚か者」
「結婚すれば自由がなくなるとはよく言った」など。
特に最後は、ハイドンの妻が音楽史上最悪の妻といわれていることを考えれば興味深いものがあります。

ワルツ王、ヨハン・シュトラウス2世
「訴訟ポルカ 」「判決」「証券取引所」 など。
19世紀、音楽は貴族のものから庶民のものへなっていきましたが、
その時代に庶民からもっと愛された音楽家です。生活に密接したタイトルも納得。

ベートーヴェン
「お願いです、変ホ長調の音階を書いてください」
一方こちらはまだ貴族の時代にその体制に反発した人。
ベートーヴェンといえば堅苦しいイメージがありますがそんなことありません。
変ホ長調は響きが荘厳でベートーヴェンが得意とした調性です。

ヒンデミット
「白鳥を焼く男 」
「午前7時に村の井戸端で二流楽団が初見で演奏するさまよえるオランダ人序曲 」
ユダヤ人という理由でナチスに迫害された音楽家。それでも必死に抵抗して曲を作りました。

ベリオ
「作品番号獣番」原題はOpus No. Zoo
日本語のタイトルは谷川俊太郎がつけました。頑張った翻訳です。


日本人の作曲家も。

池辺晋一郎のもしもシリーズ。
「もも太郎、もしキビ団子がきらいだったら」
「うらしま太郎、もしはじめからおじいさんだったら」
「あまのじゃく、もし反省していたら」
他にも、シンデレラ、ねむり姫、ピーターパン、金太郎、赤ずきんなどがあります。
関係ないですがN響アワーでの池辺先生の駄洒落は、全て台本通りなのがいただけません。

三枝成彰「ごはんのあとはトコロ天食べてユカタ着てホタル狩り」
この人はオペラ蝶々夫人の続編なども書いているけどやっぱガンダムのサントラで有名。

野田憲太郎「ツンデレラ」
一応クラシックの系統にいる作曲家ですが、萌えアニメへの造詣が深いことが判明しています。

黛敏郎 カンタータ「憲法はなぜ改正されなければならないか」
やっぱりどうしても右翼の風味が利いてますね。
名司会者でしたが大作曲家だったかどうかはわかりません。
これから真の評価が下されていくであろう人物です。

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