福山芳樹バンド・ライブ
「愛で平和でロックな奴、長沼上陸!」(2000.11.18)
11月15日にオープンしたばかり。入り口は写真の中央辺り。
 行ってまいりました、千葉は稲毛のワンズモール!  いや〜、なんて交通の便の悪いところなんでしょう。千葉は東京と違って車社会なんですね。 しかしさすがにオープンしたてなだけあって、会場はとても綺麗。汐入のショッパーズのように吹き抜けの天井のホールに作られたステージ。とても音の響きが良かったです。


【 1st. Stage 曲目 】

1 祝福と涙 
イントロを聴いた瞬間「まさか!?」と思いましたが、まさに『祝福と涙』! 森田さんもがんばってコーラスをやっていました。千葉の買い物客の方々はこの曲に慣れていないためか(当たり前でしょ)、「Reprise」部分の前に拍手をしていました。そこから福山の声が高らかに吹き抜けの天井にこだましたのは壮快でしたね。この「Reprise」部分は今まで福山さんの独壇場だったのですが、森田さんが合いの手コーラスを入れていたのは新鮮に聴こえました。
2 ハッピー・バースデイ
ハミングファンのeriさんが今月14日に誕生日を迎えたとのことで福山さんにリクエストしていたそうです。
M C
「どうも、福山芳樹バンドです」という挨拶に観客から笑いが……。バンド名、もうちょっとどうにかなりませんかねぇ。先日発足した千葉アーティスト委員会の委員長に就任した麻生氏を福山氏が紹介したところ、突然麻生氏の言動が「とても偉そう」な感じに……。森田さんは相変わらず謙虚なギャグでいい雰囲気です。
3 冬
季節がら、やっぱり登場のこの曲。ステージにピアノが無かったので最初の部分はギターで演奏。サビでコーラスの入る後期バージョンでした。感想では福山氏が口笛を披露。演奏後に曲紹介。「古い曲で『冬』という曲でした」って、初披露から1年も経っていないのに??
4 陽だまりの天使
福山さんは演奏中に桃ちゃんとアイコンタクト。やはりこれは桃ちゃんの歌なのだなぁ、と。
5 しあわせの涙
ハミング解散後の福山氏主体のライブに10割の確率で登場する曲。他の曲も聴きたいぞ〜!
M C
「古い曲ですみませんでした。それではもうちょっと古い曲で行きたいと思います」
いや〜、かまわないんですけどね。そりゃぁ新曲も聴きたいですけど、旧曲も大事にして欲しいです。
6 MY SOUL FOR YOU
大熱唱でしたね。いちばん知名度の高い曲なので、買い物客の中で気付いた人がいたら嬉しいなー、と。今日は福山さんの声の調子は凄く良かったのですが、さすがに最後の方はツラそうでした。

【 2nd. Stage 曲目 】

1 風と樹と光の街で 
ステージには福山さんが一人。アコギ一本弾き語りです。新バージョンの方の演奏でしたが、楽器が少ない分、旧バージョンの良さもチラっと見え隠れしていたような……。
M C
福山さんの目線は出口に映る夕焼けに。それを観ながら気持ち良く歌えたとのこと。
2 季節の跡
前曲に続いてアコギ一本弾き語りです。やはりこの曲は麻生氏のドラムが無いと寂しいです。でも感想の口笛は良かったですね。
M C
残りのメンバー二人がステージに登ります。「ベース、森田哲郎!」と迎えるも、森田氏の手にはギターが。そう、次の曲は福山氏と森田氏のギター2本での演奏なのです。麻生氏は見学。(なんかマラカスのようなものを振っていましたが)
余談。
この近所にある「スーパー銭湯」というところに福山氏と森田氏が行って、「とても良かった!」とのこと。
3 8月6日
やっぱりいい曲です。泣けます。森田氏のコーラスもいい感じでした。
M C
「8月6日って何の日ですか? とよく聞かれるのですが、歴史の本で1945年あたりにでっかく出てくるので、歴史の本を見てください」
4 ハッピー・バースデイ
大好きな曲なのですが、できれば1日に同じ曲を2度やらないでほしーなー。せっかくだから、いろんな曲を聴きたいんですよ。
5 きらわれ者の歌
久々の演奏ですね。しかし、福山氏が歌詞をハデに間違えてしまいました(笑)
6 君は来ない
この曲の見せ場は間奏のギターの弾き比べ。森田氏もノッてきたようです。ステージを飛び降りての演奏を魅せてくれました。麻生氏のドラムソロも披露。シャウトしすぎた福山氏が歌詞をすっ飛ばすという事態も……。やはりこの曲はライブ向けですね。
M C
森田氏が「Yeah !」を連発。観客も「Yeah !」。森田氏のCD即売会のお知らせ。でもハミングのCDは売ってないのね。
7 この空の下に君がいるから
もうこの曲のあとには何も要りません。最後の「ジャーン」の感動は、CD版では味わえません。森田氏のコーラスもなかなか板についてきました。
あ、ピンボケ……。
【総 評】
 とてもいいライブでした。前回衝撃を受けた「古屋さんだけ居ないハミング」という感触も薄れ、森田氏が定着してきたように感じました。しかし、いくら「福山芳樹バンド」だからって、ずっと福山さんに歌わせていたらノドが潰れてしまいますよね。各ステージ1曲ぐらい森田さんも歌って、福山さんを休ませてあげても良かったのでは? あと、MCもちょくちょく入るようになりましたが、ちょっと内容に問題あり。今の福山さんはメディアへの露出が少ないのだから、もうちょっと各曲の紹介を徹底したり、今の活動状況などの報告をするべきではないのかな、と思いました。「デパートの一角を借りたライブ」、しかも新装開店で多くの人が来店しているわけです。これは新規ファン獲得の絶好の機会ではありませんか。もうちょっとその状況を活かして、宣伝色を強めたほうが良かったのではないかと思いったわけで……。しかし、全体的に観て、とても満足の行くライブでした。千葉は遠いけど、この調子なら、また足を伸ばして観に来たいと思います。今後の活動を期待しています。
P.S.
家を出る前に「遠い南の島で」を聴いていて、なにか古屋氏の現状とイメージが重なってしまい、泣けてきました。古屋氏の早い復帰を心よりお待ちしております。
もどる