FURUYA兄妹アコースティックライブ
〜そろそろ歌ってみましょうか〜(2002.08.18)


1 しあわせな男
開演時間をちょっと過ぎてから古屋兄妹登場。一堂盛大な拍手。
第一声は、
「おひさしぶり」。
NASTYがピアノに座り、ROCKYはアコギを構える。
「まずコレを聴いて欲しい」
と、始めたのが、“チューニング”
一堂爆笑。軽快なトークは相変わらずで、何だか嬉しい。
そしてNASTYがピアノでベースを弾き始める。一瞬「はるかなる海へ」かと思わせるようなイントロだったが、始まった曲は「しあわせな男」。勢いのある曲なのでトップには相応しい選曲だ。
個人的にも「しあわせな男」は古屋さんの曲で一番好きな曲だったのでこの選曲は嬉しい。
「いつまでも感謝の気持ちを忘れずに」
という歌詞が心に響いた。
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2 RIDE ON THE NIGHT
続いて古屋さんが作詞を担当した「RIDE ON THE NIGHT」を演奏。もちろん古屋さんがヴォーカルのバージョンは初披露。1曲目の勢いを引き継いだノリのいい曲で、掴みはバッチリという感じ。福山バージョンは高音の伸びが物凄かったが、敢えてまったく同じに再現はせず、アコースティックならではのほんわかしたアレンジだった。
ちなみにライブの表題である「そろそろ歌ってみましょうか」というのは「久しぶりだから、ぼちぼち歌ってみようか」ということではなく、「心配なのでソロソロと歌ってみようか」ということらしい。
ハミング時代の話なども飛びだし、解散後のもやもやが和んで行く気がした。
3 オレンジの月の下で
何とこの曲の製作秘話が聞けるとは! 「演奏練習の帰りに、私と福山の車の距離がどんどん離れてしまい、“僕の大切なあなたはどこにいるの?”という感じで、空を見ると大きなオレンジの月が浮かんでいました」と。
あとは「愛は永遠じゃないんだよ」というメッセージも込めたとのこと。
演奏自体はアコースティックでも再現度抜群でした。
4 輝く明日へ
未発表曲。西武ライオンズのラジオ番組のエンディング曲候補として「夢を追いかけよう」と競り合って負けた曲、とのこと。ミディアムテンポのさわやかな曲だが、やはり「夢を追いかけよう」の勢いには勝てなかったのだろう。
しかしまぁ、古屋さんのMCは面白い。このトークがハミングのライブを支えていたんだなぁ、と痛感する。
5 遠い南の島で
この曲も製作秘話が! 最初は差別をテーマにした「背が低いのは僕のせいじゃない」という内容の歌詞だったそうな。「そりゃないだろ」ってなことでボツとなり、今度は「メディアに利用され捨てられたエリマキトカゲを思い浮かべながら創った」とのこと。
「なるほど!」ずっと謎だったこの歌詞の内容が解明されたわけだ。
最初に聴いたときは、「とんでもない無実の罪を着せられた男の話」かと思ったものだ。うん、なるほど。
6 あんたのバラード
ここから「ROCKY古屋のルーツを探るコーナー」開始。1曲目は世良公則&ツイストの名曲。
古屋さんのルーツの一つである英語の歌は歌いたくても歌えないそうで、断念したとのこと。
この曲は当時の日本の音楽シーンでは珍しくロックの香りがした歌だったとか。
そういや自分も学生の時にカラオケでよく歌っていたっけ。
7 あゝ青春
古屋さんが初めて買ったレコードは……「太陽にほえろ!」のサントラなのだが、これは「初めて買った“歌”」だそうで。
「昔は歌詞に“青春”とか堂々と入れられていい時代だったよね」とコメント。
8 ヤマトより愛をこめて
「銀河鉄道999というアニメの挿入歌で、沢田研二が歌っていた曲」と古屋さん。
え? どの曲だろう? 酒場で女の人が歌ってたあの歌が沢田研二の作曲だったのかな? とか真剣に考えてしまった。
なんのことはない。「さらば宇宙戦艦ヤマト」の間違いだった。
999にヤマトはでてこないっす。あ。最近はそうでもないか。
もともとピアノが印象的な曲だったので、古屋さんは演奏を妹に任せて、黙々と歌っていた。
9 ビューティフル・ネーム
ゴダイゴの名曲。
10 すそのにて
スターフィッシュのアルバムより。
プレゼントコーナー
ここでは言えないウハウハ(死語)なプレゼントの数々。
11 JUDE
未発表曲
12 In the Morning
13 夢を追いかけよう
未発表曲
14 名もなき果ての街で
15 突き進め MY LIFE
〜MAKE A MAP
〜魚つりの歌
〜突き進め MY LIFE
メドレー
16 ねここしゃん
〜アンコール〜 ハッピー・バースデー
【総 評】
とりあえずのライブ速報です。詳しい解説と写真はまた後日。あー、ひとことだけ言わせてください。
「最高のライブでしたよ、ハイ、えー、そりゃーもう」。
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