【はじめに】
【テニスのデータ分析を始めるにあたって】
日本で、テニスはかなりマイナーなスポーツだ。
プレイ人口は多いものの、観る事に関してはほとんど興味を持たれていない。
野球やサッカーなど、他の人気スポーツはデータ化も多くされている。
データが充実してると、試合を見なくても様々な情報を得ることができる。
結果として多くの人が興味を持つことになる。
テニスではデータが取り上げられることはほとんどない。
ましてや詳細な分析が行われることなどありえない状況だ。
このままでは惜しいと思った。テニスのデータに興味がある人もいるはずだろう。
そこで「なければ自分で作ってしまえ」と思いこのサイトを始めることにした。
どのスポーツでも最強論というのは展開される。もちろんテニスも例外ではない。
しかし前述のように、テニスのデータはきちんとまとまっていない。
そのため、正しい根拠がないまま感覚で主張している例がほとんどである。
「あのサーブは凄かったから彼こそ最強だ」とか、
「あの試合では完璧だったし、他の選手はあの完成度に達していない」とか、
これでは好き嫌いで評価が変わってしまう。
結局、データが必要なのだ。
それをどのように分析するかでも評価が変わっていくのは事実だが、
誰がどの状況でどれだけ勝っていたかが明確になるだけでも随分違うはずだ。
少なくとも一定の根拠は示せることになる。
このサイトで取り扱うデータがそれら様々な主張の一助になってくれれば幸いだと思う。
現在、テニスのデータを扱ったページはほとんどないが、
今後このようなサイトが増えていけばやがてテニスメジャー化に繋がっていくかもしれない。
いずれそうなってくれることを願いたい。
【何故レンドルをクローズアップしているのか?】
答え:好きだから。いや、まあそれは当然だけど。
レンドルがテニス史上文句なし名選手であるということはテニスファンなら誰でもわかってるはずで
改めてアピールするようなことでもないように思っていた、のだが・・・
2005年の全仏開催中にフェデラーについて扱った記事を見つけた。その記事は、
「彼がもしこの大会で優勝すれば、アガシ以来の生涯グランドスラム達成者となる」というものだった。
そしてこう続いていた。
「この快挙は過去にサンプラスもベッカーもエドバーグもマッケンローもコナーズも達成していない・・・」
レンドルが入ってないじゃん。ここまで忘れられてるとは!
実際にはここで上げられてるどの選手よりも、レンドルの成績が一番「惜しい」はずなんだけど・・・
(根拠は、【グランドスラムでの安定度を検証する】を参照)
ともあれこんなきっかけがあり、失望よりも使命感を感じ、
レンドルが忘れ去られるには惜しい選手だということを改めて証明していきたいと考えたのである。
注)
あくまでもデータに基づいた分析を行う姿勢は崩さないものの、
レンドル最強説というタイトルを使っている時点で明白であるとおり、
多少、ひいき目の判断が混入する可能性もあることをお断りしておくので、あらかじめご了承願いたい。
戻る
このページに対するご意見等は
まで。